パソコンを上手に長く持たせる方法

大事なパソコンを少しでも長く持たせるために良い方法を書いておきます。

  1. 電源を細かく切らない

  2. Cドライブ(システムドライブ)にデータを入れない

  3. 通気性の良い場所に置く


です、解説していきますね。

「1」についてです。
テレビやこたつのようにこまめに電源を落とすのは短命になる危険性があります。パソコンは、電源の入り切り時に負担が一番かかるためです。電源をいれると各部システムチェックして確認作業をしつつ起動するための様々なデータを検証読み込みを行うためです。またシャットダウンするときには複雑になった起動時の作業軽減のためファイルに書き込んで電源が切れます。よってこれが、チョコチョコ繰り返すと高負荷状態を繰り返す、つまり、ランナーで言えば、ダッシュして止まる、の状態を繰り返すことと同じです。家庭用パソコンが不具合になる原因の多くは電源ボックスの故障が多いのも節電を意識するあまり入り切りの負荷を掛けさせていることが起因されているとも言われています。長期に(寝るとき等)パソコンを利用しない場合以外では電源入れておいたほうが、節電やパソコンの買い換えサイクルを延命させるためには得なのです。ただつけっぱなしするだけではなく電源管理などで延命と節電が同時にできる「スリープモード」があると思いますのでこれを上手につかいましょう。もし、電源スイッチを入れても何も一切動かない、ブルースクリーンにすぐになる等の場合だと電源ボックスの故障がほとんどですので、保証が切れていたり保証に入っていない場合には数千円で電源ボックスを購入してみて交換するとあの不具合は何だったかとおもうくらいに改善されますよ。交換しようとしている電源の同じ規格のものを探して購入し今付いているものと同じようにコネクタを付けかえるだけです。コネクタにマジックで数字を書き込んで入れ替えると不安なく簡単にできます(・∀・)/

「2」についてです。
システムドライブ(Cドライブ)は、OSを安定的に起動させるためのファイルがあり都度アクセスされています。ここに家計簿データや動画などが入っているとシステムフォルダが頻繁にアクセスされシステム関連が不安定になることも有ります。これを避けるために昔から言われていることですが外付けのHDDにソフトウェアのデータ類を入れることです、今は外付けHDDは安くて接続も簡単なのでお試しくださいね。

「3」についてです。
パソコンの本体って大きいですよね。ノートパソコンだとそれほど感じないですがデスクトップは家に置くとかさばります。なのでどうしても奥に入れたりピッチリしたところに置きがちですが、「真冬にパソコンで暖が取れる」と言われるほど発熱しますので電子レンジのように空間を開けて保管しましょう。ミドルタワーモデルのような場合には本体の中が余裕があるので少しの空間でなんとかなりますが、本体が小さいスリムモデルは出来る限り空間を開けて通気性を保ってください。

もうひとつ、通気性を保つ理由があります。それはホコリをパーツにつかせないことです。パソコンの基礎になるマザーボードは、見ていただいてわかるように回路がむき出しです。これを、ケースでカバーしているだけなのですが、ホコリは電気を通すのでホコリを通じてショート故障に繋がる原因になります。またホコリ自体が毛布の役割をして夏場では想定されている温度より高温になり熱に弱いパソコンやパーツにダメージを与えかねません。パソコンには換気のために吸気と排気に分かれていてパソコン本体内で空気が流れるようにFANがついており、パソコンの心臓と言われるCPUには専用のクーラーが有り発熱に応じて常に冷却されています。したがって空気の流れを妨げたり冷却のじゃまになるホコリは溜めないように心がけましょう。今のパソコン本体の片側はドライバーとかを使わずに(使う場合でもプラスドライバーだけでOK)開けることができるので定期的にあけて、市販されているエアーダスターでホコリを吐き出しましょう。

最低限この3つを気にしながらパソコンと付き合うとそんなに手間を掛けずにパソコンを長持ちさせることが可能ですよ。